タイに住むとなったら何かとあると便利な銀行ですが、原則として観光客は銀行口座を開設する事は出来ません。
しかし、タイランドエリートの会員は特別に作る事が出来ます(ビザは観光ビザの一種ですが)
銀行によっては旅行者でも機能限定(利子が付かない、ATMで預け入れが出来ない)で口座を開設することが出来るそうですが、外国人の銀行口座開設はだんだん難しくなっているようです。
今回はタイランドエリートの会員が銀行口座を開設する方法をご紹介していきます。
タイランドエリート会員の銀行口座開設方法
今回ご紹介するのはタイランドエリート会員の銀行口座開設方法なので、他のビザで滞在している人は違う点があると思います。
それでは順番に解説していきます。
タイランドエリートにメールで申し込む
まずはタイランドエリートにメールで申し込みをします。
予約は銀行に行く日の5営業日前(土日祝は除く。また連絡をした翌日を1営業日目とカウント)までにする必要があります。
記載する内容は以下になります。
- 希望する銀行名、支店名、支店の住所
- 希望日時
- 開設希望の口座の種類
- その他リクエスト
- タイの住所
- タイの電話番号
希望する銀行名、支店名、支店の住所
タイランドエリート会員が開設できる口座はバンコク銀行とカシコン銀行の全支店となります。
支店の住所は書くのを忘れてましたが問題ありませんでした。
希望日時
口座開設には直接銀行に行く必要があるので、希望日時は銀行に行く日時を書きます。
開設希望の口座の種類
バンコク銀行はタイバーツ口座、USドル口座、
支店によっては取り扱いしていない口座もあるようですが、バンコク銀行のシーロム本店は14種類全て取り扱っています。
カシコン銀行はタイバーツ口座、USドル口座、
カシコン銀行ではSukhumvit 33 (Bang Kapi)支店が日本語対応のようです。
その他リクエスト
インターネットバンキングやクレジットカードの希望などを書きます。
クレジットカードはバンコク銀行とカシコン銀行で作成する事が出来ます(カードの種類はタイランドエリートでは分からないので、知りたい人は銀行のスタッフに聞きましょう)
クレジットカードを作るには定期預金口座の開設と最低入金額が設定されています。
バンコク銀行:2000バーツ以上の入金
カシコン銀行:50000バーツ以上の入金
また、カードの限度額は定期預金の入金額と同じになるので、少なすぎるとカードとしての使い勝手が悪くなるでしょう。
さらに審査もあります。
また定期預金口座からの引き出しは可能で、定期預金口座を解約するとクレジットカードも自動的に解約となります。
タイの住所
これはコンドミニアム、アパート、一軒家などの住所となり、ホテルは不可です。
タイの電話番号
これはネットバンキングを利用する場合に必須となります。
以上の事から、銀行口座を開設するには住所と電話番号をまず決める必要があります。
ホテル暮らしのアドレスホッパーではダメという事ですね。
ただし、住所は郵便物の送付先として必要なだけなので、友人の住所などでも大丈夫です(もちろん友人の許可は必要)
バンコク銀行:タイバーツ口座、外貨口座ともに0バーツでOK、とタイランドエリートから聞いていましたが、タイバーツ口座は最低500バーツの入金が必要でした。
カシコン銀行:タイバーツ口座は1万バーツ、外貨口座は5000USドルか他通貨の場合は同額相当額
※外貨口座の手続き(預け入れ、引き出し、送金)は全て手数料がかかります。
タイの銀行で外国人が外貨口座(タイバーツ以外の口座)
これはマネーロンダリングを防ぐ為で、外貨口座を3つ以上開設を希望する場合は開設前に銀行で面接する必要あり(例:タイバーツ口座1つと日本円口座とUSドル口座の外貨口座2つ、合計3つまではOK)
口座開設に必要な書類等
銀行に行く際に必要な書類は以下になります。
- パスポート
- 有効なビザ
- エリートカード
- タイランドエリートから銀行へのCertify Letterを印刷したもの
有効なビザ
これはエリートビザ、もしくはNon-
今回はタイランドエリート会員が対象なので、エリートビザでOKです(パスポートに貼ってあるので、パスポートを持っていけばOK)
エリートカード
もしエリートカードをまだ受け取っていない場合は、Welcome Package同封のCertify Letter持って行けばOKです。
タイランドエリートから銀行へのCertify Letterを印刷したもの
これは予約後にタイランドエリートから送られてきます(3枚)
銀行ではスマホで表示させて見せてもOKらしいですが、念のため印刷して持って行きました(実際紙で渡した方が楽だと思います)
今回私はAsia Copy Centerに行って印刷して貰いました。
詳しくは以下の記事を参照下さい。
プロンポンで印刷やコピーをしたいなら ASIA COPY CENTER(アジアコピーセンター)がおすすめ!
銀行の受付までの行き方
今回は日本語窓口があるバンコク銀行シーロム本店での口座開設方法になります。
またバンコク銀行は土日祝はお休みです。
最寄駅はチョンノンシー駅になりますが、サラデーン駅からもほぼ同じくらいの距離になります。
チョンノンシー駅では4番出口を出ます。





階段を降りると右手にコーヒーショップ?があります。

そして左手には高さ314mもあるキングパワーマハナコンが見えます。

そしてそのまま真っ直ぐ大通りまで進みます(他の道もありますが、この行き方が一番道が広くて分かりやすいと思います)

大通りに出たら右に曲がります。

あとは真っ直ぐ進めば着きます。
駅から銀行までは徒歩7〜8分くらいです。
そしてこちらがバンコク銀行シーロム本店です。

めちゃくちゃデカいです。
こちらがシンボル。

正面玄関は左右に2箇所あるように見えますが、左側は出口なので右側から入ります(出口の方が受付は近いのですが)
こちらが左の出口。

そしてこちらが右の入り口になります。

隣の青い看板が漢字で盤谷銀行と書いてある方が入り口になります。

入り口前の看板にも出口ONLY、入り口ONLYと書いてあります。

間違えて出口から入ろうとしたら警備員さんに止められました・・・
入り口からはすぐ左に進みます。

ここも何かの窓口かと思いますが、めちゃくちゃ広いです。

そしてこの大広間を真っ直ぐ進むとエスカレーターが見えるので、エスカレーターの間を進みます(エスカレーターは登りません)

そしてエスカレーターの間を真っ直ぐ進むとこちらに到着します。

ここで右にある発券機で「7番 日本語サービス」の番号札を取ります。
タイランドエリートからは左にあると聞いていたので迷いました(なので場所は変わる事があるかも知れません)
右下に「日本語サービス」というメニューがあります。

こちらが番号札です。

あとは番号が呼ばれるまで待ちます。
奥のソファーで待ちましょう。

番号が呼ばれたら受付に行きます。

手続き開始
それではここから手続き開始になります。
ちなみに担当者の方は日本語が話せるのですが・・・あまり上手ではなく3割くらいしか聞き取れませんでした。。。
まずは事前に用意していた資料3枚を渡します。
あとは質問に答えながら進めて行きます。
聞かれたことや記載した事は、
- 電話番号
- タイの住所
- 仕事内容
- 業務形態(正社員か自営業かなど)
- 日本の住所(実家の住所を書きました)
- 結婚してるか
など。
そして重要なのが銀行カードの種類です。
これは事前に聞いていなかったのですが、2種類から選べます。

2種類共通の部分は以下になります。
- BTSおよびBRTのラビットカードとして使用可能
- デビットカード機能
- 入金・引き出しOK
- カードの有効期限は5年間
そして違いは以下になります。
- 発行手数料500バーツ
- 更新手数料300バーツ
- 発行手数料699バーツ
- 更新手数料599バーツ
- 交通事故障害保険付き
更新手数料は1年に1回の引き落としで、初回は1年後になります。
Be1st Smart ラビットLINE Payカードの発行手数料はバンコク銀行のHPに記載されている情報と違う気がするので、HPの方は更新されていないかも知れません。。。
また日本ではセブンイレブンに設置されているセブン銀行のATMで日本円を引き下ろすことが可能です。
今回私は保険付きのBe1st Smart TPN ラビットシリラートカードにしました。
発行手数料699バーツと最低入金額500バーツで1199バーツ支払いました(500バーツは入金なので支払いとは言いませんが)
そしてカードと通帳はすぐ貰えます。

通帳は非常に安っぽい感じです。。。
右下はカードケースです。
銀行カードはラビットカードの機能付きで、チャージすればBTSやBRTに乗れます(銀行口座から引き落とされる訳ではありません)
まとめ:家と電話番号が決まってから行きましょう

バンコクで何か登録する際は何かと住所や電話番号が必要になってくるので、銀行口座を開設するならまずは家と電話番号を確定させてからにしましょう。
またこれから銀行カードを使ってみて気がついたことなどあったらブログに書いていこうと思います。